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世界32か国、16か月の旅。

ユーラシア横断陸路の旅 まえがき

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シーポからニュアンシュエへ~納豆、鯉のぼり、泡盛の巻

»カテゴリ: ミャンマー

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シーポのそばのあぜ道で(2004年)
Photograph by Wakako Takatsuki


 ミャンマーの北東部にシャン州がある。シャン族は自らをタイ(Tai)と呼び、タイ国のタイ族(Thai)と近しい関係にあるという。ミャンマーに行くなら、シャン州に行ってみたいと思った。東京の家のそばにシャン料理の店があって、なにを食べても実にうまかったからだ。店主はシャン族ではなく、ビルマ族。「シャンの方がおいしいから」とシャン料理の店を始めたきっかけを話してくれたのを覚えている。
 シャン州北部のシーポ。魚の干物、豆腐や高菜の漬物が並ぶ朝市を物色していたら、妙なことに気づいた。納豆の匂いがするのだ。この旅でたった一度だけ、スペインで口にしてから早9か月。何事だ、と匂いをたどると、果たして乾燥した黒い円盤状の物体であった。砕いて、炒めるらしい。中華料理で使う豆鼓かもしれない。
 数日後、同じシャン州のニュアンシュエで再び納豆にでくわした。イタリアンレストランから強烈な納豆臭がする。この匂いのするものを食わせろ、と店員にねじ込んだ。賄い食だから、と渋る店員を拝み倒して、ようやく対面したのは、納豆そのもの。ほかほかのご飯に載せて、ほおばる。唐辛子とともに炒めてある。香ばしく、実にうまい。ねばねば感はないが、納豆の味はそのままだ。まさかミャンマーで納豆が食えるとは思わなかった。
 納豆だけではない。駅で売っていた赤飯とかき揚げを買ったら、見た目も味も日本のものと違わない。漬物も日本の味に近い。沖縄の泡盛そっくりな味のする酒も飲んだ。ぜんまいもあるし、筍も食べる。鰹節のようなものまであった。ニュアンシュエの祭りでは、鯉のぼりや七夕の笹そっくりなものを担いだ子どもが町を練り歩く。あっけにとられていると、今度は日本の着物そっくりな色柄の服を来た女性たちがすまし顔で行進してきた。
 ただの偶然なのか。シャンの気候や風土は、日本に似ているのかもしれない。シャン州は標高500メートル以上の山岳地帯が多く、暑季でも平地と比べて、気温が低い。ブータンや中国雲南省でも日本と似た衣食文化があると読んだことがある。確かなことはわからないが不思議な気がする。女性の着物の起源だけはわかった。ヤンゴン在住の和華子の友人、横飛さんが教えてくれた。「キモノ・タメイン」といい、戦後になってから日本から伝わったファッションだという。
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