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世界32か国、16か月の旅。

ユーラシア横断陸路の旅 まえがき

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ブリュッセル~旅の第一印象の巻

»カテゴリ: ベルギー

20050104212627.jpg

フランス語とオランダ語で表記された標識(2003年)
Photograph by Wakako Takatsuki


 今まで国境を越えるたびに、国境の町に宿を取って、行ったり来たりしてきた。フランスからベルギーへ入るにあたっても、国境の町を考えなくはなかったが、結局、飛ばしてしまった。ベルギーはフランス語を使う国だし、首都のブリュッセルはパリから特急で1時間20分しかかからない近さだ。たいした違いはなかろう。
 甘かった。黒ずんだ石造りの建物、地下を走る路面電車、コーラより安いビール。安宿を探しに街に出て目にしたものは、以前に1泊だけしたドイツに似たところばかりだ。
 ブリュッセルの宿はユースホステルになった。それでもベッドがふたつあるシャワー、トイレ共同の部屋は「シーツ代」込みで40ユーロ(約5400円)もする。フランスではなぜかどの街でも35ユーロ、スペインでもだいたい30ユーロ前後だったから、高く感じる。おまけに1泊しか泊めてくれないという。明日の宿探しをしないとならない。
 いままでの経験上、ある程度の規模の街だと、どこでも安宿はあったし、駅前だとか観光名所の周りに固まっていることが多かった。ガイドブックに頼らなくても、観光案内所で安宿リストをもらって、歩き回ればどこかに泊まれた。
 街に降り立って、目星をつけた宿で値段を聞いて、部屋を見せてもらう。すんなり決まることもあれば、値段が気に入らなかったり(よくある)、部屋が気に入らなかったり(めったにない)して、重い荷物を背負って歩き回ることもある。人の出会いは第一印象が大切だと言うが、貧乏旅行の場合もそうだと思う。
 この街の安宿リストはわずか5軒。仮にも一国の首都。もっとあるだろう、と文句を垂れながら、安宿を求めて街を歩く。南駅にも中央駅にも安宿街は見当たらないし、観光名所のあたりにある宿は高い。結局、日が暮れるまでさまよって、どこも明日の晩は満室だ。
 その晩、出会った日本人の大学院生と建築家と夕食を共にすることなった。ブリュッセル名物の小便小僧の噴水に通りかかって、建築家の小池さんが笑いながら言う。
「世界3大ガッカリ名所って言うそうですよ」
 たしかに何が面白いのかさっぱりわからない。ブリュッセルとは相性がよくない。明日の朝、延泊させてもらえなければ、移動しよう。次の街はきっといいことがあるはずだ。
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