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世界32か国、16か月の旅。

ユーラシア横断陸路の旅 まえがき

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ボルドー~国際色豊かな街の巻

»カテゴリ: フランス

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ボルドーの美女(2003年)
Photograph by Wakako Takatsuki


 フランスの南西端ビアリッツを発つと、車窓から海は見えなくなる。ひたすら平らなフランスの大地は、時おりオレンジ色の屋根がきれいな村を通過するほかは、麦畑と植林された人工森だけである。スペインのバスク地方の湿っぽい、山がちな風景はどこにもない。
 食の大国フランスでは、食事スタイルもだいぶ違う。スペインでは、どこでもバルがあって、タパと呼ばれる小皿に盛った料理にありつけた。数百円しかしないし、調理法や素材も豊富だった。ところがフランスに入ると、カフェはどこでもあるが、タパはない。
 ボルドーに着いて、学生街で小腹を満たそうと物色していると、学生たちが群がっている店があった。ケバブ屋である。店頭に肉の塊が置いてある。1メートルほどの高さの塊は、壁に備え付けられたグリルで焼かれながら、ゆっくりと回転している。塊の表面を刀で削いで、トマトやきゅうりやレタスとともにパンに挟んで食す。肉に染み込んだスパイスの味と肉汁と野菜とマヨネーズが混ざって、なんともうまい。ボルドーではケバブ屋は街中にいくらでもあって、トルコ人やギリシア人がやっている。
 肝心のフランス料理は、1000円以下ではなかなかありつけないから、どうしても外国人のやっている店に行く機会が増える。フランスの若者はケバブを食べて育つのだろう。
 スペインからやってくると、ボルドーは国際色豊かに感じる。ベトナム人やカンボジア人がやっている中華料理屋が並ぶし、ポルトガル人向けの食材店にはリスボンでよく見かけた干し魚が何種類も売られていた。宿に帰る途中は、モロッコ人やセネガル人が多く住む地区を通る。その通りでは、電話屋が建ち並ぶ。店内には電話ボックスがいくつもあって、国際電話が格安でできるらしい。通りに面した窓ガラスにはアフリカや東欧の国名と電話料金が貼ってある。
 フランスで日本の影響力を感じるには、最寄りの本屋に行けばいい。マンガである。少年マンガ、少女マンガ、SF、名作、新作とジャンルは幅広い。それこそ、『ブラックジャック』から『GTO』まで、『アキラ』から『吉祥天女』まで、日本のコミックがそのままフランス語訳されて、本屋の一角を独占している。『課長島耕作』は見当たらなかった。フランスでは、日本のサラリーマン事情はウケないのかもしれない。
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吉祥天女

吉祥天女}「吉祥天女」(きっしょうてんにょ)は、吉田秋生作の漫画作品。1983年に小学館漫画賞受賞。2006年4月から6月にかけてテレビ朝日系列にてテレビドラマ化、また2007年に映画化された。概要小学館別冊少女コミックに、1983年3月号から1984年7月号

  • 2007/06/21(木) 11:20:59 |
  • まなみの日記
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