Tanimichi World Blog

世界32か国、16か月の旅。

ユーラシア横断陸路の旅 まえがき

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アランヤプラテート~トイレを借りに不法入国の巻

»カテゴリ: タイ

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カンボジアへ不法出国する女(2004年)
Photograph by Kenta Tanimichi


 アランヤプラテートからオート三輪のトゥクトゥクに乗って15分、カンボジア国境に着いた。国境のタイ側は、あたり一面市場である。衣服、食料品、日用品ばかりを売る小さな店がひたすら並ぶ。
 市場から検問所につながる道路を越えて、国境の川を見に行った。空き地を歩いて小川に近づく。タイ語で呼び止められた。黒い制服を着た男がなにか言っている。カンボジアに行くのか、と制服男が英語で言い直した。国境を見に来ただけだと釈明すると、男は表情を緩めて、世間話になった。陸軍の兵士だという。
 話をしているうちに、小川を渡って、若い女が土手を登ってきた。兵士になにか早口で言い、しきりに腹に手をあてる仕草をする。兵士は女をなだめるが、言うことを聞かない。結局、振り切ってタイ側へ走って行った。
「カンボジアの女でね、病気だと言うんだ。トイレに行きたいんだと。すぐに戻るからタイのトイレを使わせてください、苦しい、苦しい、って言うから、しかたなくて」
 のんきな国境だ。その後もカンボジアの子どもが5、6人、タイの方から走って来て、小川を元気に渡るし、別の女が言い訳をしてカンボジアに帰って行く。兵士は「子どもはしようがないんだけど、大人はちゃんと国境検査を通らないと困るんだよなあ」と嘆く。
 翌日、正規の国境でタイの出国印をもらって、国境の橋を渡る。カンボジアに入ってすぐのところはカジノが林立している。賭博が禁止されているタイから大勢の観光客がやって来るそうだ。カジノばかりの通りを歩いて、やっとカンボジアの入国検査場を見つけ、スタンプをもらった。
 ここポイペトからアンコールワットがあるシアムリエプまでの道は、悪名高い。舗装がされてないガタガタ道をトラックの荷台に揺られて6時間かかると今まで何度も耳にしてきた。気を引き締めて、トラックと交渉。荷台は200バーツ(約560円)、車内は250バーツ。僕らは冷房が効いた快適な車内に、一緒に国境越えをしたカナダ人のオレンは荷台に乗った。ワイルドな旅がしたいのだそうだ。4時間と風雨と縦揺れの末、日暮れ過ぎにシアムリエプに着いた。どんな国なのだろう。
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