Tanimichi World Blog

世界32か国、16か月の旅。

ユーラシア横断陸路の旅 まえがき

スポンサーサイト

»カテゴリ: スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オランダ

»カテゴリ: オランダ

20050106031101.jpg

NETHERLANDS, Sept 2003
* Amsterdam#
# 写真撮影地。Photograph by Wakako Takatsuki

20050106032246.gif

Map courtesy of the U.S. Central Intelligence Agency.

スポンサーサイト

アムステルダム~バッドガールと合理主義者の巻

»カテゴリ: オランダ

20050104212649.jpg

コロッケ自販機(2003年)
Photograph by Wakako Takatsuki


「グッドガールは天国へ行く、バッドガールはアムステルダムへ行く」
 駅前の目抜き通りで売られるTシャツの文句だ。大麻と売春が容認されている自由と退廃の都。チューリップとアンネの家で知られるアムステルダムのもうひとつの顔である。
 繁華街を歩くと、コーヒーショップと書かれた看板が目につく。コーヒーを頼むこともできるが、そんな客はふつういない。大麻を買いに行く店である。薄暗い店内、たちこめる煙。バーカウンターを通り過ぎて奥へ進むと、売場がある。こざっぱりした黒人男性に手渡されたメニューは、銘柄ごとに値段とともに、「初心者向け」「効き目バツグン」などと解説つき。売場の脇のテーブル席には、学生風のグループが大麻煙草づくりに四苦八苦している。実におおっぴろげだ。アムステルダムでは、店の外で大麻を吸っても問題はないと大麻売場の男性は言う。実際、通りを歩くと、時おり大麻独特の匂いが漂ってくる。
 大麻を吸うことが社会的に容認されている国は多い。しかし、アムステルダムのように気兼ねなく売買されるところはめったにない。オランダでは、大麻やマジックマッシュルーム(幻覚キノコ)の売買や使用が解禁されている一方で、中毒性が高い麻薬は取り締まり対象になっている。健康被害がより低い「ソフトドラッグ」を解禁して、危険な麻薬に手を染めるケースを防ぐのが目的だと大麻売場の男性。なるほど。
 合理的といえば、街を歩いていると、歩道におもむろに小便器が置いてあった。囲いもドアもない。酔っていれば使うかも。ファストフード店では、壁一面がコロッケ自動販売機になっている。客は硬貨を投入して、好みのコロッケが入ったガラス戸を開いて、立ち食いする。店員と口を聞かなくてもいいし、安い。街を走るおびただしい数の自転車は、揃いも揃って無骨な年代物。アムステルダムで出会った大学生は、「どうせ盗まれるなら、安い方がいい」と友だちから15ユーロ(約2000円)で買ったのだという。
 夜になると、紅灯に浮かび上がる半裸の娼婦を観光客がフラッシュを炊いて賑やかに練り歩く。ガラス戸の向こうの娼婦が動物園の小鳥みたいでかわいそうになる。売春が解禁されている理由は聞くまでもないだろう。なにしろ世界最古の職業というぐらいだ。
 合理的に考えると、アムステルダム流になる。ワビサビはないけれど。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。